2023年3月頃、世界自然遺産に登録されている西表島へ家族で旅行に行き、「西表島ホテル by 星野リゾート」に滞在しました。天気は不安定で時々小雨でしたが、カヤック体験やマングローブ、ホタル観賞、サイクリングで星砂の浜に行くなど、子どもと一緒に西表島の大自然を満喫しました。
旅のスケジュール
石垣島から高速船で西表島へ渡り、2泊3日で自然を満喫しました。以下は旅のおおまかな予定です。
1日目:石垣港離島ターミナル~西表島ホテル~ヤエヤマヒメボタル観賞
石垣島から西表島へ アクセス方法
石垣空港へ全国各地から直行便が出ており、羽田・関西・中部・福岡などの主要都市から石垣空港までは約3〜4時間ほどでアクセスできます。詳しくはエアトリ 石垣島行きの飛行機に掲載されています。
石垣空港に到着後は、石垣港離島ターミナルへ。石垣港離島ターミナルまでは、空港からは直行バスやタクシーで約25分、路線バスを利用すれば約45分ほどで到着します。

そこからは西表島・上原港行きの高速船に乗船予定でしたが、当日はあいにくの悪天候で上原航路が欠航。急遽、大原港行きの便に変更して約45分くらいで西表島へ渡りました。

大原港からホテルまでは、ホテルの送迎バスで約60分。上原港であれば約10分で到着しますが、大原港着となり移動に時間がかかりました。しかし、イリオモテヤマネコを守る「イリオモテヤマネコ注意」の道路標識や西表島の自然豊かな原生林の風景を車窓から見ることができ、貴重な時間となりました。
ホテルシャトルバスの乗車時間
上原港 → ホテル 約10分
大原港(欠航した時のみ) → ホテル 約60分
私たちが乗船した時は雨は降っていなかったものの、上原港行きの便は欠航となりました。上原航路は外洋を航行するため、波が高くなりやすく、欠航しやすいそうです。事前に欠航の可能性も見込んで、計画を立てておくと安心です。
また、船は揺れやすく、実際に酔っている人を見かけました。酔いやすい方は、酔い止めを準備するなど対策をしておくことをおすすめします。
西表島ホテル到着~月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)


ホテルに到着してチェックインまでの間、すぐ目の前に広がる月ヶ浜を散策しました。「神様が留まる場所」ともいわれる神聖な浜で、鳴き砂の浜としても知られています。

この日は曇り空で肌寒く、海には誰もいませんでしたが、静けさに包まれた海辺をゆっくりと歩きました。夫は寒さの中、海に入りましたが、サンゴも魚も見られませんでした。それでも海辺では、たくさんの小さなカニの姿を目にすることができ、娘は大喜びでした。生き物の様子に心が和みました。
イリオモテガイドウォーク(マングローブ)

16:30~は「イリオモテガイドウォーク(マングローブ)」に参加。ガイドさんの解説を聞きながら、ホテル前のビーチから河口まで散策しました。動植物のお話、日本のここにしかない、トゥドゥマリハマグリのお話も聞きました。探してみると貝殻を見つけることができて子供は喜んでいました。
夕食
夕食はホテルのレストランでビュッフェ。西表島ならではの食材も楽しめ、ワタリガニや地元の食材、ここでしか味わえない料理が並んでいました。フリードリンクにはアルコールも含まれており、娘にもきれいな色のノンアルコールカクテルを作っていただきました。それがとても嬉しかったようで、素敵な思い出になりました。


ホタル観賞
18:45〜「ヤエヤマヒメボタル観賞」へは車で向かいました。光を発する機器の使用はできないため、目的地付近に到着してからは、真っ暗な道を歩いて進みました。目の前に現れたのは、無数の小さな光が舞う幻想的な光景。森のイルミネーションと呼ばれるのも納得の美しさで、家族にとって忘れられない体験になりました。
2日目:朝食~クーラの滝カヤック&トレッキング~サイクリング(星砂の浜)~プール~夕食
朝食~クーラの滝 カヤック&トレッキング
朝はホテルのビュッフェで朝食をとりました。中でも「黒糖フレンチトースト」は絶品で、朝から贅沢な気分になりました。かわいいドーナツもあり、娘が喜んでいました。
7:50〜「クーラの滝 カヤック&トレッキングツアー」に参加しました。浜辺からスタートし、海から川へと進むルートで、静かな水面をカヤックでゆったりと漕ぎながら、マングローブ林を眺めつつ滝を目指しました。


当日は川の水が濁っていて水位も少し高めでしたが、ガイドさんが丁寧に説明してくださったおかげで、初心者の私たち家族でも安心して楽しむことができました。途中、特別天然記念物のカンムリワシが遠くの木にとまっているのを、ガイドさんが教えてくださり、貴重な体験をしました。

サイクリング(星砂の浜)~プール
お昼は自転車を借りて、家族でサイクリングへ出かけました。自転車は、147㎝以上対象の電動アシスト付き自転車のほか、幼児を乗せられるチャイルドシート付き(子供20kg以下)のタイプが置いてありました。
ホテルから星の砂浜まで自転車で片道約15分
目的地は星の形をした砂が見られることで知られる人気のビーチ「星砂の浜」。この日は天気が不安定で、雨が降ったり止んだりしていました。せっかくなので、濡れてもいい服を着て出発しました。行きは、海側のキャットロードを通りました。子どもにはレインコートを着せましたが、風が強く寒かったため、撥水性のある防寒着を用意しておけばよかったと感じました。

到着すると、天候の影響か周囲には誰もおらず、まるで海辺を貸し切っているかのような気分を味わえました。


波は穏やかで、景観もとても美しく、岩場ではカニやヤドカリ・小さな魚の姿を見ることができました。そして、目的だった星の砂も見つけることができ、子どもが大喜びでした。


サイクリングの途中、フルーツ園やカフェなど立ち寄りたいお店がありましたが、体が濡れていたため、景色を眺めるだけにして帰ることにしました。
3日目:西表島から石垣島へ
帰りも上原港が欠航していました。早めにホテルを出て、大原港周辺の散策・お土産選びをしました。スーツケースを持って移動できる範囲で、玉盛スーパーやショップじゅごん、ターミナル内の売店でお土産選びをしてから高速船に乗船して石垣島へ行きました。
西表島ホテルby星野リゾート
「エコツーリズムリゾート」を目指されており、滞在中環境への配慮を感じました。プラスチック削減の取り組みの一環として、ペットボトル飲料の販売はなく、マイボトルやアメニティの持参が推奨されていました。
客室内には、シャンプーとボディソープが一体になった「オールインワンソープ」が設置され、化粧水・乳液・クレンジングは用意されていましたが、歯ブラシなどのアメニティは置いていませんでした。
ランドリーでは洗剤を使わず、アルカリイオン電解水で洗濯を行う洗濯機が使われていました。QRコードを読み込んで決済しました。細かな部分に自然を維持する工夫が感じられました。
西表島のお土産・グルメ
- パイナップル
- マンゴー
- パパイヤ
- 八重山そば
- 黒米
- イノシシ
- ワタリガニ(ガザミ)
- 黒糖
- 塩
- 島胡椒(ピパーチ、香りが独特)
- 泡盛
- 貝殻アクセサリー
- 星の砂グッズ(キーホルダー、瓶詰めなど)
- イリオモテヤマネコグッズ

沖縄のお土産が買える「旅」をテーマにした通販サイト JTBショッピングなどのネットショップは、旅行の前後を問わずいつでも注文でき、自宅に届くので便利です。持ち運びの手間を省け、旅行をゆっくりと楽しむことができます。
他にも美味しいものや素敵なお土産があります。
この記事の情報は執筆時点のものです。最新の旅行情報や時間など、各サイトをご確認ください。


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